2019年9月号(中2)「医薬品の間違った使い方! 3つの×(バツ)」
※解説やもっと知ってほしいことなどは、おくすりナビの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
1つめの× 他人の医薬品を使う、自分の医薬品をあげる
特に医師から処方される医療用医薬品は、その人のその時の症状のために処方されたもので、他の人が使えるものではありません。実際に、奥さんが病院でもらった風邪薬の残りをご主人が飲み、アレルギーを起こして重体になった事故もありました。他人の医薬品を使う、自分の医薬品をあげるのは絶対にやめましょう。目薬や塗り薬、貼り薬など、外用薬も同様です。
2つめの× 自分の判断で、医薬品の量を増やしたり減らしたりする
7月号をご覧ください。自分の判断で医薬品の量やのむ回数を調節しないようにしましょう。
3つめの× 再使用、使用期限の切れた医薬品の使用
特に医療用医薬品は、処方されたときに、きちんと飲み切る必要がある医薬品です。余っている医療用医薬品は捨てましょう。痛み止めなどの頓服薬(とんぷくやく:症状がある時だけ使用する医薬品)も、処方されて1年以上たったものは使用しないようにしましょう。
また、小児に処方された医療用医薬品は体重に合わせて量が調整されているため、体重が変わった場合は医薬品の量が合わなくなり使用できません。