2021年8月号(高3)マスクと顔の間に隙間、ありませんか?
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
多くの人が使用しているマスクは主に3つ、不織布マスク、布マスク、ウレタンマスクです。
この中で、
・相手から飛んできた唾液や自分が飛ばす唾液を防ぐ効果:
『不織布マスク ≒ 布マスク ≒ ウレタンマスク』
・ウイルスがマスクの外側から内側へ、あるいは内側から外側へ通り抜けることを防ぐ効果:
『(高い)不織布マスク > 布マスク >> ウレタンマスク(低い)』
であるため、ここでは布マスクにおける隙間のできないつけ方について説明します。
※ウレタンマスクはあまりお勧めできませんが、以下の場合に使用するとよいでしょう。
・不織布マスクで肌が荒れてしまった
・マスクのゴムやひもで耳が痛くなった
「布マスク」の隙間のできないつけ方
布マスクの隙間のできないつけ方について紹介します。
布マスクは不織布マスクよりも隙間ができやすいのが欠点です。
隙間ができないようにするためには「鼻部分に針金を付ける」、「マスクの表布と裏布の間にスポンジを入れる」の2つの工夫が考えられます。
< 鼻部分に針金を付ける >
布マスクに針金を付けて顔の形に曲げれば、不織布マスクのように鼻部分に隙間ができなくなります。
繰り返し洗って使用する布マスクでは、針金はマスクの表布と裏布との間に入れて糸でしっかり固定するのが良いでしょう。
市販品では糸をほどくなどして、表布と裏布の間に針金を入れるための入口を作ってから、針金を固定します。
手作りする場合は、表布と裏布を縫い合わせる前に針金を固定しておきます。
針金は使用済み不織布マスクのものを用いると良いでしょう。
強度や耐久性を考慮し、布マスクに固定する針金は1本ではなく、2~3本まとめて固定するのがポイントです。
針金を使用しない方法として、下記のようにスポンジを使用する方法もあります。
< マスクの表布と裏布の間にスポンジを入れる >
布マスクをつけたとき、鼻部分以外に隙間ができやすいところは頬と顎の部分です。
一人一人の顔にフィットする布マスクを市販品から探したり、布だけで顔にフィットするマスクを作るのはちょっと大変です。
そこで頬や顎の部分にできる隙間は、スポンジで埋めてしまおうというわけです。
繰り返し洗って使用する布マスクでは、スポンジはマスクの表布と裏布との間に入れて縫い込むのが一番です。
市販品では糸をほどくなどして、表布と裏布の間にスポンジを入れるための入口を作ってから、スポンジを縫い込みます。
手作りする場合は、表布と裏布を縫い合わせる前にスポンジを縫い込みます。
用いるスポンジは食器用でも、化粧に使うパフでも良いです。
スポンジは布に膨らみを持たせるために縫い込むので、隙間よりも大きめにカットするのがポイントです。
マスクをつければ息苦しくて当たり前
マスクを顔にしっかりつけると息苦しくなります。
それは顔に隙間なくマスクがフィットしている証拠です。
しっかりとマスクをつけることで感染するリスクが低くなり、また自分が感染したときに他の人を感染させてしまう可能性を下げることができます。
眼鏡も曇りにくくなります。
マスクをつけると息苦しくなりますが、頑張って慣れましょう!
マスクをつけた後、マスクの表面は触らないで!
つけた後のマスクの表面には、ウイルスなどが付着している可能性があります。
そこを手で触ると手にウイルスが付いてしまいます。
もしウイルスの付いた手で目や鼻、口を触るとそれらの粘膜からウイルスが侵入してしまいます。
マスクの表面を触る原因の一つに、「ずれてしまったマスクを直す」ことが挙げられます。
隙間なくしっかりとマスクをつければ、マスクはずれなくなるため、マスクに触らなくて済みます。
(マスクの表面にウイルスなどが付着している可能性があるので、マスクは毎日交換しましょう)