2022年6月号(高2)カフェインの過剰摂取に注意
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
カフェインの人に対する影響
カフェインを過剰に摂取すると、
・めまい
・心拍数の増加(どうき)
・興奮
・不安
・震え
・不眠
・胃や腸を刺激して下痢や吐き気をもよおしたり、嘔吐することもある
などが起こります。
表示をよく見よう
エナジードリンクなど飲料の多くは、成分表示が100 mL当たりの量で書かれています。
例えば、100 mL当たりのカフェイン量が40 mgでも、容器1本(355 mL)当たりに換算するとカフェイン量は142 mgになります。
カフェインが含まれているかぜ薬もある
市販のかぜ薬には、含まれている解熱鎮痛(げねつちんつう:熱を下げたり〔解熱〕、痛みを抑える〔鎮痛〕)成分の鎮痛作用を強めることを期待し、また頭をすっきりさせたり、だるさを和らげるなどの目的でカフェインが含まれているものがあり、1日分として150 mg含まれている製品もあります。
そのため、コーヒーや栄養ドリンクなどと一緒にかぜ薬を飲んでしまうと、カフェインの過剰摂取につながることがあります。
かぜ薬に限らず、医薬品は水または白湯(ぬるま湯)で飲みましょう。
そのため、コーヒーや栄養ドリンクなどと一緒にかぜ薬を飲んでしまうと、カフェインの過剰摂取につながることがあります。
かぜ薬に限らず、医薬品は水または白湯(ぬるま湯)で飲みましょう。
(煎茶にはカフェインの他に、タンニンという渋み成分が含まれていて、一部の医薬品とくっつくことがあります。タンニンがくっついた医薬品は腸から吸収されなくなってしまうため、医薬品の効果が弱まるなど別の問題が生じることがあります。また、牛乳にはカフェインは含まれていませんがカルシウムが含まれており、カルシウムも一部の医薬品とくっつくことがあります。医薬品は水または白湯(ぬるま湯)で飲みましょう)
カフェイン切れで頭痛?
悪影響のない量であっても頻繁にカフェインを摂取している人が急に摂取するのを止めると、頭痛が起こることがあります。
この頭痛は、カフェイン摂取を急に止めたことによる禁断症状の一つとして現れたものです。
頭痛が起こらないようにするためには、カフェインの摂取量を徐々に減らしてから止めるとよいでしょう。