2019年11月号(高1)「医薬品の「主作用・副作用」説明できますか?」
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
副作用について
医薬品は主作用の他に、副作用(本来の目的以外の好ましくない働き)も併せ持っています。
副作用には、
(1)医薬品を正しく使用しなかったときに起こるもの
(2)正しく使用しても医薬品の性質上、避けられないもの
(3)これまでに知られていなかったもの(予期できない副作用)
があります。
副作用対策
医師・薬剤師の注意を守ること、お薬の説明書(医師・薬剤師から渡される薬剤情報提供書、一般用医薬品の包装に付いている添付文書)に書かれていることを守ることで、
(1)医薬品を正しく使用しなかったときに起こるもの
→ 副作用を避けられます
(2)正しく使用しても医薬品の性質上、避けられないもの
→ 副作用を避けられる、または軽減できます
(3)これまでに知られていなかったもの(予期できない副作用)
→ 副作用を早く発見でき、軽減できる可能性が高くなります
医薬品副作用被害救済制度
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html
医薬品を正しく使用したにもかかわらず、重い副作用(※)が生じた場合、医療費や年金などが支払われる公的な制度のことです。(※ 入院治療が必要となったり障害が残る程度の副作用、または死亡)
ここでいう医薬品とは、病院やクリニックを受診した時に出される医薬品だけでなく、薬局やドラッグストアで購入した医薬品も含まれます。
ただし、医薬品を正しく使用しなかったために生じた副作用の場合、医療費や年金などは一切支払われません。