2024年4月号(高1)医薬品と違法薬物(共通点もある・・・!?)
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
『 医薬品 』 と 『 違法薬物 』 の共通点は、どちらも体にとって 異物 ということ
医薬品
医薬品は私達の体にプラスの作用をもたらしますが、異物を医薬品として使用するためには、10~20年かけて体への有効性 ( プラスの作用は大きいか ) や、安全性 ( マイナスの作用は小さいか ) を調査・試験し、国の審査に合格しなければなりません。こうして異物は健康を保ち、病気の治療に使用できる医薬品になれるのです。
さらに、治療に使われ始めた後も、有効性や安全性の追跡調査が行われています。それでも医薬品はきちんと扱わないと体に害を及ぼすことがあるので、使い方が決まっており、薬剤師や医師などの専門家が取り扱っているのです。
違法薬物
片や違法薬物はどうでしょう? そもそもプラスの作用はなく、マイナスの作用が大きいために取り締まりの対象となっているのです。しかも、取り扱っているのは専門家でも何でもありません。違法薬物の使用は、周りの人に危害を加えてしまうこともあります。
なぜ医薬品は正しく使用しないといけないのか、違法薬物は絶対に使用してはいけないのか、その根本的な理由がここにあるのです!