2024年5月号(高1)「一度だけ」が命取り・・・
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
たった一度でも・・・
違法薬物は、たった一度の使用でも脳出血、心不全などで死に至ることがあります。
いったん薬物依存症になると、治療には長い期間が必要となります。
将来が閉ざされ、一生を台無しにしてしまいます。
また「医薬品であっても正しく使用しないことは“乱用”であり、違法薬物に手を出してしまう第一歩になりうる」ということも理解しておきましょう。
ゲートウェー・ドラッグ
薬物乱用の“入り口”になる薬物のことで、大麻や危険ドラッグ、シンナーなどが該当します。
タバコやお酒をゲートウェー・ドラッグに含めることもあります。
これらに安易に手を出すことで、より作用や依存性の強い覚せい剤やLSDなどの使用につながりやすいと言われています。
近年、大麻の検挙件数が増えています。安易に手を出す人が増えたからでしょう。
絶対に手を出してはいけません!
石川県内における大麻取締法違反容疑の摘発者数は、2020年1月~12月の12ヶ月間で45人だったのに対し、2021年は1月~11月の11ヶ月間で55人となり、過去10年間で最多となったことが分かりました。
55人のうち20歳代が6割を占めていたとのことですので、10歳代の皆さんは今一度、絶対に手を出さないという気持ちを新たにしてください。(2021年12月15日、読売新聞より)
違法薬物に手を出してしまう要因
本人の要因
誘いを断れない、好奇心・興味本位、その場の雰囲気、快楽を求める、気持ちを切り替えたい、現実逃避 など
家庭の要因
孤独、愛情不足 など
社会の要因
入手のしやすさ(インターネット、SNSなど)、価格低下 など
違法薬物に手を出してしまう要因を把握することも、薬物乱用防止に向けた対策の一つです。
大事なことは・・・
「違法薬物に近づかない、手を出さない」
「違法薬物から逃げる」
あやしいヤクブツ連絡ネット(一般社団法人 偽造医薬品等情報センター;厚生労働省)