2019年10月号(高2)「かぜのセルフメディケーション」
※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
かぜ薬を上手に利用する
かぜの原因は約90%がウイルス感染です。かぜ薬はウイルスを退治するのではなく、かぜのつらい症状を和らげるためのもので、ウイルスの退治は体が持つ自然治癒力によります。かぜの症状がつらく、体力を消耗しそうなときが、かぜ薬を利用するタイミングです。
かぜの症状は様々なので、自分の症状をよく確認し、薬局やドラッグストアでその症状に合った薬を選んでもらいましょう。
かぜ薬の利用にあたって
せき、くしゃみ、鼻水などはウイルスを体から出そうとする反応、発熱は体の自然治癒力を高めてウイルスが増えるのを抑えるための反応でもあります。そのため、症状を薬で完全に抑え込もうとしないことが大切です。
このようなときは病院へ行きましょう
・かぜ薬を5~6回 (3日程度) 飲んでも症状が改善しない
・39度以上の熱がある
・濃い黄色や緑色の鼻水が出る
・激しいのどの痛みや腫れがある
・激しいせきが出る、せき込んだら止まらない
・症状が軽くても、かぜと思われる症状が2週間以上も続く場合(大きな病気の可能性があります)