2020年2月号(中2)「広告などに使われる気をつけてほしい表現」
※解説やもっと知ってほしいことなどは、おくすりナビの下に書いてあります。
解説やもっと知ってほしいことなど
良いイメージばかりを強調した広告はかえって疑わしい
医薬品も含め、健康食品、サプリメント、美容品の効果に「絶対」「確実」「100%」はありません。また、商品の宣伝・広告に使用者の良い体験談(=感じた効果)ばかり強調されているものもありますが、効果が本当にその商品によるのかの科学的根拠がなく疑問です。
商品の良いイメージばかりを強調した宣伝・広告はかえって疑わしく、惑わされてはいけません。
科学的根拠
商品(成分)について様々な試験を行い、その試験結果を書いた学術論文が他の科学者の審査を経て公表されたり、あるいは学会で認められて、初めて効果があると考えられる(科学的根拠がある)と言えるようになります。
本当に科学的根拠があるなら、根拠を前面に出して宣伝・広告するはずです。根拠を前面に出して宣伝・広告していなければ、それは根拠がないことの裏返しなのです。